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ウィーン、オーストリア 2011年7月26日

TTTech社は、タイム・トリガー技術とモジュラー・セーフティー・プラットフォームに基づく高信頼性ネット ワークソリューションの主要サプライヤーです。TTTech社はこのたびBAEシステムズ社により選ばれ、エンブラエル社の受賞に輝くLegacy 450・500ビジネスジェット用フライ・バイ・ワイヤー・システムの飛行制御コンピューター向けに、Time-Triggered Protocol (TTP®)に基づくCOTS製品を提供しました。

エンブラエル社はフライ・バイ・ワイヤーを中型中軽量ビジネスジェットに初めて導入した功績が認められ、 2010年度Flight Global Achievement AwardsのInnovator of the Yearに選ばれました。エンブラエル社のLegacy 450/Legacy 500は、先端フライ・バイ・ワイヤー電子飛行制御装置を装備した現在唯一のビジネスジェットです。デジタル・フライ・バイ・ワイヤー・システムはパー カー・エアロスペース社により供給され、エルロン、エレベーター、ラダー・アクチュエーター、遠隔電子ユニット、飛行制御コンピューターなどから構成され ます。飛行制御コンピューターはBAEシステムズ社により開発され、燃費とパイロットの作業量を減らすための軽量かつ高度に統合されたソリューションを提 供します。

「わが社はTTPの技術評価を数年間続けた結果、最終的にLegacy 450/500のフライ・バイ・ワイヤー・プログラムでこれを使用することに決めました。TTPは、その技術特性と業界横断的な使用法から見て、わが社の 飛行制御コンピューターのための最も有望で信頼できる先端ソリューションであると言えます。」とBAEシステムズ社のプログラムマネージャーであるアン ディー・バックリー氏は言います。「TTPに基づくTTTech社の技術と製品のおかげで、フライ・バイ・ワイヤー・アプリケーションのための、高度にモ ジュール化され、拡張性が高く、コスト効率の高いソリューションを構築することが初めて可能となりました。」

TTPはSAE AS6003「TTP通信プロトコル」として標準化されています。TTPは1回線あたり25 Mbit/sまでをサポートできるため、CAN、MIL STD-1553、ARINC 429と比べて大幅に広い帯域幅を提供します。さらにTTPはネットワーク機能に加えて、故障分離やシステム・ヘルス・モニタリング、冗長性管理を強化す るための付加機能をも備えたモジュラー分散型プラットフォーム技術として設計されています。これによりシステムの複雑さは軽減され、ソフトウェアの設計と 認証は簡素化され、プログラムの再利用が可能となり、市場投入までの開発時間を短縮することができます。TTPの製品は、複数のプログラムについてDO- 254とDO-178BのレベルAまでの認証を取得しています。

「わが社は、フライ・バイ・ワイヤー・システムの第一人者として世界的に著名であるBAEシステムズ社と共に仕 事ができることを心より光栄に思います。」とTTTech Computertechnik AG社の執行役員であるゲオルグ・コペッツ氏は述べます。「わが社の製品があれば、現代的で効率的な航空機のための革新的なフライ・バイ・ワイヤー・シス テムの設計が可能となります。わが社はBAEシステムズ社の飛行制御コンピューターシステムに最高の価値を提供できるよう、全力で取り組んでいます。」

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