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2008年3月20日

米国アリゾナ州フェニックス、オーストリア・ウィーン - 2008 年 3 月 20 日 - Time-Triggered テクノロジ分野におけるソリューションの最大手サプライヤである TTTech と、オン・セミコンダクタ(Nasdaq: ONNN)は、TTP®(Time-Triggered Protocol)向けコントローラの共同開発に合意しました。この新しい TTP コントローラは、産業間共通アプリケーション、特に航空宇宙市場をターゲットにしています。

TTTech とオン・セミコンダクタは、TTP テクノロジの堅牢さとオン・セミコンダクタ製品の信頼性および長寿命を必要とする航空宇宙プロジェクトに対し、チャネルあたり最大25 Mbit/s の新しい高速データ・バス・コントローラを提供します。TTTechとオン・セミコンダクタの技術協力によって、クリティカルなアプリケーションの開発者 は、資本集約的な航空宇宙プロジェクトのリスクをより効果的に管理できるようになります。

「当社が TTP テクノロジへの投資を決定したのは、航空宇宙市場で有望であると判断したためです。TTP は当社の軍用/航空宇宙市場戦略にとって最適のものです」と、軍用/航空宇宙およびデジタル製品担当副社長の Vince Hopkin は語っています。TTTechとオン・セミコンダクタはエンジニアリング・サンプルを 2009 年第 2 四半期までに出荷する予定です。

TTTech のチップ IP デザイン部門のディレクタ、Guenter Motzet 氏は次のように語っています。「今回の技術協力により、TTP コントローラを 2 つの独立したサプライヤから提供できるようになります。また、世界的に認められている米国の革新的な半導体メーカ、オン・セミコンダクタとの戦略的な提携 により、当社は米国の航空宇宙市場への取り組みを強化できます。」

新しいデバイスは、austriamicrosystems(SWX: AMS)が供給する TTP コントローラ AS8202NF と互換性を持ち、ピン配置も同じになります。これによって、TTP コントローラを 2 つの独立したサプライヤから供給する体制が整うことになります。さらに、オン・セミコンダクタの TTP デバイスは RS-485 物理層を使用して、10Mbps の通信速度でコンフィギュレーション可能な 8B10B コーディングを提供します。RS-485 による TTP 通信のデータ・レートは、従来の 2 倍になり、同時に航空宇宙分野の要件に従って DC フリー動作を維持します。この高速オプションは、今後のお客様のプロジェクトに合わせて TTTech 製品でサポートされます。

TTP は、電子化が進む航空機において、セーフティ・クリティカル・システムを緊密にデジタル統合するための鍵となる技術です。このオープンで、モジュラー型か つスケーラブルなコントロール・システム・テクノロジは、システムのリコンフィギュレーション、アップグレード、および拡張が効率的に行えるように設計さ れています。TTP は最新の高効率の航空宇宙システムに対して、信頼性の高い分散コンピューティングおよびネットワーキングを、より低いトータル・ライフサイクル・コストで 実現し、市場投入に要する時間を短縮します。 TTP 通信コントローラは航空宇宙アプリケーション向けに、最高レベルのフォールト・トレランス、安全性、可用性を提供します。TTP チップ IP は DO 254/DO 178B Level A に従って航空宇宙分野の要件に適合するように設計されています。これらは、エアバス A380、ロッキード・マーティン F-16、ボーイング 787 ドリームライナーなどの航空宇宙プログラムにおいて、モジュラー型分散コントロール・システムで活用されています。

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