高信頼性ソフトウェアとアーキテクチャ
RISEプロジェクトの主な目的は、効果的な自動車用オンボード・システムを増やすために、組込み式反応ソフトウェア開発をサポートするためでした。このプロジェクトは、組込み式反応ソフトウェアでの構造の基礎を改良し、そして組込みシステムの分析、構造、開発用のツールセットを統合することで、成功しました。その後、RISEで使用された技術は、ますます改良され、航空電子工学での改新的な技術となりました。その技術は現在、確実な時刻同期と高い安全性が要求されるシステムにも使われています。
RISEプログラムを進める中で、弊社の技術TTP SCADElinkの試作品が開発されました。TTP SCADElinkは、TTTechのTTPツールと、エステレル・テクノロジーズ社(Esterel Technologies)のSCADE Suiteの技術統合によって開発されたシステムです。TTP SCADElinkは、開発者に、高い安全性を要求される分散型組込みシステム向けの、統合的なツール・チェーンを提供します。
(プロジェクト期間:2002~2005年)
nextTTA
nextTTAプロジェクトの目的は、次世代のタイムトリガー・アーキテクチャを開発することでした。欧州委員会(European Commission)からも支援を受けたこのプロジェクトの主な目的の一つは、CANのエミュレーションをタイムトリガー・アーキテクチャの最上位層で実演することでした。このプロジェクトの成功により、タイムトリガーとCANの技術は、混合利用が可能であることが証明されました。また、現在のCANを基盤とするアプリケーションから、タイムトリガー・システムへの移動経路が供給可能なことも証明されました。
スマート・セントラル・バス・ガーディアンは、信頼性を高めるため、また、システム費用を抑えるために使われていました。さらなるデータ処理能力の要求を満たすため、10メガビット/秒の処理能力を持つ車載用ライン・ドライバの試作品チップが開発されました。nextTTAプロジェクトの一部として、独立したステアリングの試作品が開発され、Audi S8に組み込まれました。このステアリング・システムは、この技術の実現可能性と、自動車の量産対応への可能性の、決定的な実証になりました。
(プロジェクト期間:2002~2004年)

