航空機はさらなる電気通信化へ
MOETとは、15ヵ国61企業から成る、EUの第6次フレームワーク・プログラム(Framework Programme 6)の中の共同開発プロジェクトです。このプロジェクトは、フランスのエアバス社(Airbus France)により統制されており、量産用航空機の電気システム設計のための新しい産業基準を制定することを目的としています。研究内容は、電源の合理化、電気出力のフレキシビリティーなどです。MOETの一番重要な目標は、航空機の操作性能力を向上させることです。
TTTechのタイムトリガー・データ通信のノウハウは、インターテクニック社(Intertechnique)のワーク・パッケージで特に役立ちます。このワーク・パッケージは、電源とユーザー間のインタフェースにとってコアとなる航空電子工学のほかに、より使いやすい配電にも力を入れています。TTTechは、航空機のメンテナンスを簡単にアップデートできるソフトウェア・パッケージを開発していますが、それだけでなく、益々電気通信化されていく航空機に使用されているハードウェア・モジュールが、「プラグ&プレイ」にて簡単に更新できるソフトウェア・パッケージも開発しています。その他にも、航空機メンテナンス中の、アプリケーションやデータのダウンロード機能を向上させるソフトウェア・パッケージを開発しています。
(プロジェクト期間:2006~2009年)
DRESS-分配型冗長電気前輪ステアリング・システム (Distributed and Redundant Electrical Nose Gear Steering System)
DRESSとは、さらに電気化された航空機と、空港の自動ナビゲーションの、研究プロジェクトです。具体的には、航空機の前脚用に、分散型冗長電気ステアリング・システムを開発し、取り付けることを目的としています。この技術は、システム自体の重量を軽くし、また、システムに組み込まれた冗長性により、さらなる高信頼性を提供できるようになるでしょう。さらに、このステアリング・システムは、将来自動化された航空機陸上誘導システムにも統合され得るでしょう。
このプロジェクトは、欧州委員会(European Commission)による第6次フレームワーク・プログラム(Framework Programme 6)の1つとして選定されました。このプロジェクトでは、メッサー・ブガッティ社(Messier-Bugatti)の指揮により、ヨーロッパの航空宇宙業界から13の関連企業が集まりました。
TTTechは主に、システム構造調査やデータ通信、システム統合技術の向上などに注力しています。TTTechは、耐障害性や分散型組込み演算、コンピュータ・ネットワーキングのための、容易にリコンフィギュラブルな「プラグ&プレイ」方式のハードウェアとソフトウェア・モジュールを構築します。これにより、異なる航空機プラットフォーム間での制御システムの共有や、認証活動の削減、開発周期の短期間化、費用削減などが可能になります。
(プロジェクト期間:2006~2009年)

